スイス在住のイタリア暮らし

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Buongiorno!こんにちは、みなさん! 日本のアニメがイタリアで人気なのはご存ですか? どうやってイタリ…

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イタリアで進化する日本アニメとアニソン文化:情熱的な魅力が繋がる世界へ

Buongiorno!こんにちは、みなさん!

日本のアニメがイタリアで人気なのはご存ですか?

どうやってイタリア人ファンを魅了してきたのか、今回はその魅力の源泉を掘り下げて、イタリアにおけるアニメ市場の成り立ちと、アニソン文化の広がりについて見てみようと思います。

📺イタリアにおける日本アニメの歴史的背景

1970年代から1980年代にかけて、イタリアで日本のアニメがテレビで放送されると、爆発的なブームを巻き起こしました。

✅特に1978年に放送された『UFOロボ グレンダイザー』は、イタリアで日本アニメブームの火付け役となりました。

この作品は、子供だけでなく大人にも人気を博し、日本アニメの認知度を一気に高めるきっかけになりました!

✅『ゴールドラック』の大成功を受けて、『マジンガーZ』や『鋼鉄ジーグ』(Jeeg Robot d’Acciaio)などのスーパーロボット作品が続々とイタリアに輸入され、巨大ロボットアニメブームが誕生!

マジンガーZ(Mazinga Z)も、1978年にイタリアで放送が始まり、爆発的な人気に。

今でも根強いファンがいて、「ロボットアニメの元祖」みたいな扱いです!

💪40年以上経った今なお根強い人気を誇り愛されています。

🌟2018年にはイタリアの漫画家が『ゴールドラック』の続編となるオリジナルコミックを制作し、大きな話題に。

🌟2021年にはフランスで制作されたCG映画『Goldorak』が発表され、イタリアでも大きな注目を集めた。

🌟当時のイタリアの子供たちにとっての成長の一部となり、現在に至るまで、この時期(ゴールドラック世代)の影響が今でも続いており、同国では国民的アニメレベルの知名度を誇ります。

こちらは、当時イタリアで実際放送された『UFOロボ グレンダイザー』(イタリアでは『Goldrake』)のオープニング曲です。

当時のチャート1位になるほどの大ヒット!

✅特にテーマソングが有名で、80年代〜90年代の子供たちに強烈な印象を残しています。

以下の動画は、鋼鉄ジーグのイタリア語版です。

✅その後、1980年代に入ると『キャプテン翼』『聖闘士星矢』『ドラゴンボール』といった少年向けアニメが続々と放送され、広く認知されるようになり定着。その後のアニメ文化の基盤を作り上げました。

1990年代以降『ポケットモンスター』『ワンピース』『美少女戦士セーラームーン』などが大ヒットし、日本のアニメは単なる子供向けのものから大人も楽しむ文化へと成長。

これらの作品は、ストーリーの深さやキャラクターの魅力に加えて、日本特有の感受性や哲学的なテーマがイタリア人にも共鳴され、大きな支持を得ました。

現在は、テレビだけでなく、漫画やフィギュアなどのグッズ市場でも大きな影響を与えるようになっています。

ご紹介した代表的な作品の影響力はデータにも表れています。

日本アニメの放送割合の増加

🔥イタリアにおける日本アニメの放送割合は、1980年代後半には約17%でしたが、2000年代には約35%に倍増しています!

視聴率の成功例として、1980年代から1990年代にかけて、最高視聴率が40%を超えた『愛してナイト』(Kiss Me Licia)があります。

🎭 アニメの成功を受けて、なんと実写ドラマ版『Licia dolce Licia』も制作までされました。

かなり話題になり、続編まで作られるほどの人気ぶりだったようです!

イタリアはアニメ受容において独自の特徴を持っている⭐

📚以下のポイントが挙げられます。

📌イタリア語吹き替えの重要性

  • イタリアでは、日本語音声のまま放送されることはほとんどなく、ほぼイタリア語吹き替えで放送されます。

  • 声優陣の演技力の評価が高く、特に80~90年代の作品の吹き替え版には根強いファンが多いです。

  • この吹き替え文化がアニメへの親しみを強くし、ファン文化を育んできました。

📌 イタリア独自のアニソンの特徴🎶

  • 日本アニメがイタリアで放送される際、原曲の翻訳版ではなく、イタリアオリジナルのテーマソングが作られることが多い!

日本アニメの主題歌は、イタリア語版にアレンジされることが一般的。

例えば、『ドラゴンボールZ』のイタリア語版オープニング曲「What’s my destiny Dragon Ball」 は、イタリアのファンの間では日本版と同じくらい愛されています。

今では、アニメイベントでイタリア語版のアニソンを大合唱するのが定番なっています!

🎶特に1980~90年代は、アニメごとにイタリア語のオリジナル曲が作られ、子供たちの間で大人気に

『聖闘士星矢』(イタリア語タイトルは『I Cavalieri dello Zodiaco』)『グレンダイザー』のイタリア版テーマソングは、今でも懐かしのアニメソングとして親しまれています。

こちらは聖闘士星矢のイタリア語バージョンです。

🎶 日本のアニソンとイタリア版を聴き比べると、リズムやメロディーが全く異なるのが面白いポイント!

イタリアのアニソン界のレジェンド紹介

1.クリスティーナ・ダヴェーナ(Cristina D’Avena)

🎤 イタリアのアニソン界で最も有名な歌手! アニソンの女帝といえばこの人!


🎵『ドラゴンボール』『キャプテン翼』『美少女戦士セーラームーン』など、多くのアニメのイタリア語版主題歌を担当。

🎵1980年代から現在まで活動を続けるアニソン界のレジェンドで、イタリアで「アニメといえばクリスティーナ」と言われるほどの存在。

🎵これらの曲は、イタリアの子供たちにとって「オリジナルのアニソン」として親しまれ、日本版とは別の存在感を持つようになった!


📌 代表曲:

  • Il cristallo del cuore(『美少女戦士セーラームーン』イタリア版主題歌)
  • Memole dolce Memole(『とんがり帽子のメモル』)
  • Mila e Shiro, due cuori nella pallavolo(『アタッカーYOU!』)

2.ジョルジョ・ヴィーニ(Giorgio Vanni)


🎤『ポケモン』『ワンピース』『ナルト』など、2000年代のアニソンを数多く手がける。

🎤イタリアのアニソンは、日本のアニソンよりもポップやロックの影響を強く受けることが多い!

🎸 特に2000年代以降は…

  • 『ワンピース』のイタリア版OPは、ギターが強調されたロック調!

  • 『ポケモン』のイタリア版OPは、ポップでキャッチーな曲調!

  • 『ナルト』のイタリア版は、アップテンポなロックソング!

💡日本のオリジナル楽曲よりも、イタリアの音楽シーンに合ったアレンジにされるのが特徴的!

🌟イタリアのアニソン文化の特徴

イタリア語版のオリジナルアニソンが多数存在! 🎶


アニソン専門の歌手(クリスティーナ・ダヴェーナなど)が活躍! 🎤


ポップ・ロックテイストが強く、日本とは異なるアレンジ! 🎸


アニソンが子供から大人まで親しまれ、カラオケやサッカーの応援歌にも!


最近は日本語のアニソンも人気になりつつある!

📌イタリアにおける日本アニメのローカライズ戦略:キャラクター名の変遷

🎯なぜキャラの名前を変えた?

1️⃣ 子供たちが親しみやすくするため

✨日本アニメがイタリアで広まり始めた1970〜80年代、キャラクターの名前がイタリア語風に変更されることが一般的でした。

✨これは、日本の文化や言語にまだ馴染みのなかった当時のイタリアの子共たちにとって、親しみやすいものにするためのローカライズ戦略の一環と考えられます。

📺 2️⃣ 欧米市場の流れに合わせた

当時イタリアにアニメを輸入する際、アメリカやフランス経由で放送されることが多かった。

そのため、アメリカやフランスで改名されたキャラ名が、そのままイタリアでも使わることに。

📝例えば、

  • 『宇宙戦艦ヤマト』はアメリカ版が『Star Blazers』で、キャラ名もすでに変更されていた!

  • 『キャプテン翼』はフランス版で「Olivier Atton(オリヴィエ・アトン)」になっていて、それをイタリア語風に「Oliver Hutton(オリヴァー・ハットン)」になった。

👉 つまり、イタリアのオリジナルというより「欧米向けローカライズ」がそのまま定着したパターンが多いことがわかりました。

しかし、こうしたローカライズは、イタリア国内でのアニメ文化の普及に大きく貢献しました。

📝イタリア語の名前を用いることで、視聴者である子どもたちにとってより親しみやすくなり、アニメが日常に溶け込みやすくなったのです。

📌 イタリアで改名されたアニメキャラたち

⚽キャプテン翼(Holly e Benji)

  • 大空翼(Tsubasa Ozora)→ オリヴァー・ハットン(Oliver Hutton)

  • 日向小次郎(Kojiro Hyuga)→ マーク・ランダース(Mark Lenders)

  • 若林源三(Genzo Wakabayashi)→ ベンジャミン・プライス(Benji Price)

👉 「オリヴァー」「マーク」「ベンジャミン」など、欧米風の名前に変更!


👉 アニメのタイトル自体も『Holly e Benji』になっていて、「翼(Tsubasa)」の名前が完全に消えている。

⚔️ 聖闘士星矢(I Cavalieri dello Zodiaco)

  • 星矢(Seiya)→ ペガサス(Pegasus)

  • 紫龍(Shiryu)→ シリウス(Sirius)

  • 氷河(Hyoga)→ クリスタル(Crystal)

👉 キャラクターの名前が、星座や神話を連想させる名前に変更!

🥊 あしたのジョー(Rocky Joe)

  • 矢吹丈(Joe Yabuki)→ ロッキー・ジョー(Rocky Joe)

👉 「ジョー」はそのままだけど、「矢吹丈」は欧米風の「ロッキー・ジョー」に変更!


👉 映画『ロッキー』の影響もあって、ボクシングといえば「ロッキー」っていう発想だった?

👉『ロッキー』の主人公、ロッキー・バルボアは、イタリア系アメリカ人というバックグラウンドから、イタリア移民の象徴的なキャラクターとして、共感と親近感を持ったからなのかもしれません。

👩‍🚀 宇宙戦艦ヤマト(Star Blazers)

  • 古代進(Susumu Kodai)→ デレク・ワイルドスター(Derek Wildstar)

  • 島大介(Daisuke Shima)→ マーク・ベンチャー(Mark Venture)

👉 完全にアメリカンな名前に!

🐱 魔女っ子メグちゃん(Bia, la sfida della magia)

  • 神崎メグ(Meg Kanzaki)→ ビア(Bia)

  • 西山ジュン(Jun Nishiyama)→ ノア(Noa)

👉 「メグ」が「ビア」に改名され、タイトルまで『Bia, la sfida della magia(ビア、魔法の試練)』に変更になった。

3️⃣ 著作権やマーケティングの都合

💡キャラ名やアニメのタイトルを変更することで、新しい商標として登録できるというメリットもありました。

📝例えば、「キャプテン翼」のままだと、日本のオリジナル版と競合してしまう可能性があるため、「Holly e Benji」と改名したことで、独自のブランディングが可能になりました!

📌 いつからオリジナルの名前に戻った?

📅 1990年代以降になると、より日本文化への関心が高まり、キャラ名もオリジナルのまま放送される傾向が強くなりました。

🌟 例えば、

  • 『ドラゴンボール』では「孫悟空(Son Goku)」のまま!

  • 『ナルト』では「うずまきナルト(Naruto Uzumaki)」のまま!

  • 『ワンピース』では「モンキー・D・ルフィ(Monkey D. Luffy)」のまま!

👉 つまり、90年代以降は「日本の名前でも大丈夫!」という認識が広まり、オリジナルのまま受け入れられるようになった!

現在では、日本名のままで親しまれるキャラクターがほとんどです✨

ちなみに、1986年に放送された『北斗の拳』は、イタリアでも深い影響を与え、今でも多くのファンを魅了しています。

✨特にケンシロウの名セリフ「お前はもう死んでいる」は、イタリア語で「Tu sei già morto」として親しまれています。


📌 まとめ:イタリアのアニメキャラ改名の歴史

✅ 1970〜80年代は、欧米風の名前に変更されるのが一般的


✅ 名前変更の理由は、親しみやすさ・欧米市場の流れ・マーケティング戦略であった。


✅ 1990年代以降は、日本のオリジナルの名前が使われるようになった!

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